粉体工学会・粒子帯電制御研究会<予定と履歴>
Working Group on Particle Charge Control, The Society of Powder Technology, Japan


本研究会の概要

本研究会は,粒子の帯電に起因する諸現象の解明と技術開発の過程で生じる静電気の問題の解決のために, 有用な情報を提供しながら,この領域の基盤を固めていくことを目的として2004年に設立されました。 粒子の帯電のメカニズムを系統的に整理して,帯電の制御法を確立することは極めて重要であり, 本研究会においても,このことを最重要課題と位置づけて,「帯電制御」を本研究会の名称に取り入れました。 また,取り扱う対象は,粒子集合体のほかに,気相あるいは液相に分散した固体粒子や液滴も含めており, 一次粒子の帯電についても詳細に検討していきたいので,「粒子」という言葉を核として,「粒子帯電制御研究会」という名称にしました。


(研究会の設立趣意書)



 今後も順次講演会を企画いたしますので,ご興味のある方は,下記研究会代表,または当サイト管理人までご連絡ください。新着情報を,メールにて送付させていただきます。

■研究会代表:松坂修二(京都大学工学研究科)
          mailto:matsu@cheme.kyoto-u.ac.jp
     副代表:松山  達(創価大学工学研究科)
          mailto:tatsushi@t.soka.ac.jp
     副代表:白川善幸(同志社大学工学研究科)
          mailto:yshiraka@mail.doshisha.ac.jp

新着情報

2016年度 第2回(通算第28回)粒子帯電制御研究会

講演会:「電荷の発生,帯電,除電,放電,計測,制御に関する技術」

 

本年度第2回(通算第28回)粒子帯電制御研究会を以下のとおり開催いたします。今回は,電荷の発生,粒子の帯電,除電,計測,制御に関係する技術を紹介していきます。産官学から多数のご参加をお待ちしております。


■後援:日本粉体工業技術協会・静電気利用技術分科会


2016 92日(金)13:1017:00


■場所:同志社大学 今出川校地 烏丸キャンパス 志高館会議室(京都駅から地下鉄烏丸線(国際会館行き)今出川駅で下車,徒歩5分)
     京都市上京区烏丸通上立売上る相国寺門前町647-20
      TEL 075-251-3120(代表・広報課)
      地図 https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/imadegawa/karasuma.html


2000円(当日会場にて:ただし,大学および公立研究機関1000円,学生無料)

■講演会

1.    13:1014:00: 「粒子の電荷量測定とその応用」(ユーテック イノベーション開発センター 係長)梅澤 俊輔氏

2.    14:0014:50: 「コロナ放電を用いた粉体の除電と表面処理」 (春日電機 営業技術部 部長)鈴木 輝夫氏
(春日電機 コロナ処理技術部 主事)杉村 智氏

3.    15:0015:50: 「大気圧プラズマジェットによる粒子の帯電制御」 (京都大学 教授)松坂 修二氏

4.    15:5016:40: 「接触分離時の放電緩和現象」 (創価大学 教授)松山 達氏

5.    16:4017:00: 総合討論

6.    17:1019:00: 交流会 徒歩で別会場に移動 自由質疑(メール事前予約制2000円 当日講演会の会場にて。)


【講演概要】

 

「粒子の電荷量測定とその応用」

静電気を利用する技術として,電子写真をはじめ電気集塵,静電塗装などがあげられ世の中に普及した。これら静電気を応用した技術の発展に伴って静電気の学問的理解も急速に進展した。静電気学はまだ体系化されているとはいえないが,1)電荷の発生・減衰,放電現象,電界計算,測定といった基礎的分野,2)静電気応用技術,3)静電気に起因する障災害,とカバーする領域は広いと考えられる。電子写真や静電粉体塗装,静電塗装その他に関して電荷量測定事例をベースに測定方法や活用方法について紹介する。

「コロナ放電を用いた粉体の除電と表面処理」

コロナ放電を用いた粉体の除電では,直流コロナ放電式の内圧防爆構造除電器の概要を紹介するとともに,この除電器を空気輸送実験装置に設置して,サイロ内で発生する静電気放電の抑制効果と除電効果を調べた実験結果について説明する。また,交流コロナ放電を用いた粉体の表面処理では,一般的なコロナ放電による表面処理について説明したのち,数種類の粉体を表面処理した実験結果を紹介する。

「大気圧プラズマジェットによる粒子の帯電制御」

粒子の表面電荷の制御法として,接触帯電によって表面間の電荷を移動させる方法あるいは自由空間中のイオンや電子を表面に付与する方法が知られている。前者は,接触表面の物性(仕事関数)に依存するが,外部電場を利用すると粒子帯電の制御は比較的容易である。後者は,仕事関数の影響は少ないと考えられるが,気相中にイオンや電子を生成させて必要量の電荷を粒子に付与する技術が必要になる。大気圧プラズマジェットを用いると,正イオンや電子を多量に生成することは可能であり,粒子の電荷制御を目的とした単極荷電用大気圧プラズマジェット装置の基本構造,任意の極性の電荷抽出法,および電荷を効率よく粒子に付与する方法を紹介する。

「接触分離時の放電緩和現象」

金属製試料台の表面に固定した高分子薄膜と,鏡面仕上げしたステンレス板を接触・分離・最接近して,この際の試料台電位(ほぼ高分子薄膜の表面電位に等価)を接触式超高入力インピーダンス表面電位計で計測した。ギャップの拡大に伴うキャパシタンスの減少に対応して(電荷固定条件での)電位差上昇が生じ,時々急峻な電位降下が観測された。この電位降下は分離表面間での空気絶縁破壊に伴う電荷緩和を示していると考えている。今回,数種の高分子材料で同試験を行ったが,(1)表面導電性がある程度以上高いとき,この減少が生じるまでには電位上昇が生じなかった。(2)多少成分の異なるPFA薄膜では放電開始電圧—放電ギャップはコンシステントであった。


■代表:松坂修二,副代表:松山達,白川善幸

■参加の申し込み(連絡先):松坂 e-mail: matsu@cheme.kyoto-u.ac.jp

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通算第28回粒子帯電制御研究会申し込み
1.名前:
2.所属:
3.連絡用メールアドレス:(複数名でのお申し込みの場合,全員のメールアドレス)
4.交流会 「出席・欠席」のいずれかを記入
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活動履歴

·         2016年度 第1 (通算第27回) 講演会 「静電気力を利用した粒子ハンドリングとその応用」

·         2015年度 第2 (通算第26回) 見学会および講演会 「粒子の特性評価法一挙公開:流動性・帯電性」

·         2015年度 第1 (通算第25回) 講演会 「帯電粒子 (トナー):ちょっと気になるあの技術を詳しく知ろう」

·         2014年度 第2 (通算第24回) 講演会 「粒子の静電付着力を解析してみよう」

·         2014年度 第1 (通算第23回) 講演会 「摩擦帯電に伴う放電および諸現象に関する最新情報」

·         2013年度 第2 (通算第22回) 講演会と見学会 「粒子の付着,流動,帯電の特性評価と粒子操作」

·         2013年度 第1 (通算第21回) (粉体工学会春期研究発表会シンポジウムとして開催)

·         2012年度 第3 (通算第20回) 講演会 「外添による粒子帯電制御の最近のトピックス」

·         2012年度 第2 (通算第19回) 講演会 「高分子摩擦帯電の最近のトピックス」

·         2012年度 第1 (通算第18回) 講演会 (静電気利用技術分科会/粒子帯電制御研究会 講演会)

·         2011年度 第2 (通算第17回) 講演会 「有機・高分子粉体の電子状態ならびに帯電機構の解明に向けて−計算,モデル,実験結果から分かること−」

·         2011年度 第1 (通算第16回) 講演会 「今,知りたい帯電理論の基礎と応用」

·         2010年度 第2 (通算第15回) 講演会 「最新,粉体塗装技術情報」

·         2010年度 第1 (通算第14回) 講演会 「微粒子の静電ハンドリング」

·         2009年度 第3 (通算第13回) 講演会 (第47回粉体に関する討論会の「粉体の静電気現象」のセッションを共同企画

·         2009年度 第2 (通算第12回) 見学会および講演会 「粉体の帯電と安全」

·         2009年度 第1 (通算第11回) 講演会 「粒子の衝突帯電の基礎から最近のトピックスまで」

·         2008年度 第2 (通算第10回) 講演会 「粒子の静電特性評価」

·         2008年度 第1 (通算第9回) 講演会 (粉体工学会第43回技術討論会および製品紹介展示として開催)

·         2007年度 第2 (通算第8回) 講演会 「粒子の表面処理,付着,帯電制御」

·         2007年度 第1 (通算第7回) 講演会 「電気プロセス・トモグラフィーのすべて」

·         2006年度 第2 (通算第6回) 見学会および講演会 「最新情報,気相分散粒子の帯電と応用」

·         2006年度 第1 (通算第5回) 講演会 「最新情報:帯電用複合粒子の製造から応用まで」

·         2005年度 第2 (通算第4回) 講演会 「粉体の静電気計測」

·         2005年度 第1 (通算第3回) 講演会 (夏期シンポジウムとして開催

·         2004年度 第2 (通算第2回) 講演会 (粉体工学会秋期研究発表会シンポジウムとして開催)

·         2004年度 第1 (通算第1回) 見学会および講演会

報告記事

·         粉体工学会誌 52巻 5 研究会活動報告

·         粉体工学会誌 50巻 12 シンポジウム報告記

·         粉体工学会誌 50巻 5 研究会活動報告

·         粉体工学会誌 48巻 7 研究会活動報告

·         粉体工学会誌 47巻 5 研究会活動報告

·         粉体工学会誌 45巻 6 グループ会活動報告

·         粉体工学会誌 45巻 5 巻頭言 第43回技術討論会および製品紹介展示に向けて

·         粉体工学会誌 43巻 11 粉体工学会創立50周年記念特集 グループ会活動報告

·         粉体工学会誌 43巻 8 グループ会活動報告

·         粉体工学会誌 43巻 3 巻頭言 第41 回夏期シンポジウム特集


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