2012年度第3回(通算第20回)粒子帯電制御研究会
講演会:「外添による粒子帯電制御の最近のトピックス」
本年度第3回(通算第20回)粒子帯電制御研究会を,以下のとおり開催いたします。今回は,外添による粒子帯電制御の最近の気になる話題について情報を共有し,討論する場とします。産官学から多数のご参加をお待ちしております。
■後援:日本粉体工業技術協会・静電気利用技術分科会
■日時:2012年 8月8日(水)13:10〜17:00
■場所:同志社大学/東京オフィス
〒100−0004 東京都千代田区大手町2丁目6番2号 日本ビルヂング5階566区
TEL 03-3516-7577
地図 http://www.doshisha.ac.jp/information/facility/tokyo_o/
■交通:JR「東京」駅八重洲北口又は新幹線日本橋口から徒歩5分
■参加費:3000円(当日会場にて,ただし,大学および公立研究機関は1000円)
※当日 会場にてお支払い願います。
■講演会1. 13:10−14:10: 「シリカ/チタニア複合酸化物の特性とその応用事例」
(日本アエロジル(株) R&D グループ リサーチャー)戸崎 雄介氏2. 14:10−15:10: 「トナー・キャリア界面のCCA粒子によるトナーの帯電制御機構」
(森村ケミカル(株) 技術部)須賀 淳氏3. 15:30−16:30: 「トナー・キャリア界面に供給する外添CCA (EA-CCA) による帯電制御」
(森村ケミカル(株) 技術部 )常見 宏一氏4. 16:30−17:00: 総合討論
5. 17:00−18:00: 交流会(事前申込みは無料)
【講演概要】
1. 「シリカ/チタニア複合酸化物の特性とその応用事例」
フュームドプロセスにより開発した複合酸化物について説明する。複合酸化物としてはシリカ/チタニア,シリカ/アルミナなどの無機酸化物微粒子がある。平均一次粒子径が数 nmから数十nmと種々に富むのに加え,コアシェル,海島といった構造やシリカとチタニアの比率が異なる複合酸化物の製造が可能である。さらに,乾式法表面処理により,複合酸化物の特性を活かしながら,より用途にあった無機粉体複合材料の提供が可能である。2. 「トナー・キャリア界面のCCA粒子によるトナーの帯電制御機構」
トナー・キャリア界面に帯電制御剤 (CCA) を供給する方法として,@ CCA粒子をトナー・キャリア界面に直接添加する,A CCAをトナー表面に被覆する,B CCAをキャリア表面に被覆する,などを試みた。この結果,いずれの方法によっても極微量のCCAで,同極性かつ同レベルのトナー帯電量が得られることを確認した。これらの結果を基に,トナー・キャリア界面で荷電したCCA粒子による新しいトナー帯電機構を提案する。3. 「トナー・キャリア界面に供給する外添CCA (EA-CCA) による帯電制御」
外添CCA (EA-CCA) は,nmサイズの球形シリカコアに電荷制御剤 (CCA) を被覆したCCAである。 EA-CCAをトナーに添加すると,分子サイズのCCA粒子をトナー・キャリア界面に供給できるので,極微量のCCAで高精度なトナー帯電量制御を実現できる。本講では各種CCAを被覆したEA-CCAの帯電制御特性を紹介し,これらの帯電制御機構を論ずる。
■代表:松坂修二,副代表:松山達,幹事:白川善幸,綿野哲
■参加の申し込み(連絡先):松坂 e-mail: matsu@cheme.kyoto-u.ac.jp
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通算第20回粒子帯電制御研究会申し込み
1.名前:
2.所属:
3.連絡用メールアドレス:(送信メールアドレスと異なる場合,あるいは複数名でのお申し込みの場合)
4.交流会 「出席・欠席」のいずれかを記入
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