2011年度第1回(通算第16回)粒子帯電制御研究会

講演会:「今,知りたい帯電理論の基礎と応用」


本年度第1回(通算第16回)粒子帯電制御研究会を,以下のとおり開催いたします。
今回は,接触帯電理論を分かりやすく解説するとともに,その応用性,拡張性について理解を深めていく場とします。
産官学から多数のご参加をお待ちしております。

■日時:2011 622日(水)13:1017:00

■場所:同志社大学/東京オフィス
      〒1000004 東京都千代田区大手町2丁目62号 日本ビルヂング5566
      TEL 03-3516-7577
      地図 http://www.doshisha.ac.jp/information/facility/tokyo_o/

■交通:JR「東京」駅八重洲北口又は新幹線日本橋口から徒歩5

■参加費:3000円(当日会場にて,ただし,大学および公立研究機関は1000円)

■講演会

1.    13:1013:55: 「粒子の接触帯電理論(基礎)」
          (京都大学 教授) 松坂  修二 氏

2.    13:5514:40: 「接触電位差に基づく粒子の電荷制御(応用)」
          (京都大学 教授) 松坂  修二 氏

3.    15:0015:45: 「接触帯電の理論(展開)」
          (創価大学 教授) 松山  達 氏

4.    15:4516:30: 「放電緩和の理論」
          (創価大学 教授) 松山  達 氏

5.    16:3017:00: 総合討論

6.    17:0018:00: 交流会(事前申込みは無料)

【講演概要】

1.    「粒子の接触帯電理論(基礎)」
粒子の接触帯電における電荷の移動および平衡帯電量を予測するために, 仕事関数,初期電荷,外部電界に起因する有効接触電位差を用いる 帯電理論を初歩から分かりやすく解説する。

2.    「接触電位差に基づく粒子の電荷制御(応用)」
材質および外部電界の依存性を利用して帯電粒子の表面電荷制御を行うための 理論を説明するとともに多数の実例を紹介して検証を行う。

3.    「接触帯電の理論(展開)」
接触帯電モデルのいくつかの展開について解説する。 有効仕事関数差に基づく接触電位差の理論の拡張としての, 表面準位モデルについて議論した後, そこから先に更にどのような理論が提示されているのかについて いくつかの話題を紹介し,議論したい。

4.    「放電緩和の理論」
接触帯電量決定モデルは,接触時の電荷移動メカニズムと, 接触表面を分離する際の電荷固定メカニズムの2つのプロセスに基づいて理解されなくてはならない。 ここでは,接触表面分離時の電荷緩和,とりわけ空気中での放電に伴う電荷緩和と, このプロセスの後の電荷固定(残留電荷量決定)メカニズムについて議論する。


■代表:松坂修二,副代表:松山達,幹事:白川善幸,綿野哲

■参加の申し込み(連絡先):松坂 e-mail: matsu@cheme.kyoto-u.ac.jp

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通算第16回粒子帯電制御研究会申し込み
1.お名前:
2.所属:
3.連絡用メールアドレス:(送信メールアドレスと異なる場合のみ)
4.交流会 「出席・欠席」のいずれかを記入
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