2016年度 第1回(通算第27回)粒子帯電制御研究会

講演会:「静電気力を利用した粒子ハンドリングとその応用」

 

本年度第1回(通算第27回)粒子帯電制御研究会を以下のとおり開催いたします。今回は,静電気力を利用した微小導体および誘電体のハンドリングに関係する注目すべき技術を紹介していきます。産官学から多数のご参加をお待ちしております。


■後援:日本粉体工業技術協会・静電気利用技術分科会


2016 318日(金)13:1017:00


■場所:同志社大学東京オフィスセミナー室(東京駅八重洲南口から徒歩6分)
     〒104-0031 東京都中央区京橋2丁目719号 京橋イーストビル3
      TEL 03-6228-7260
      地図 http://tokyo-office.doshisha.ac.jp/access/map.html


2000円(当日会場にて:ただし,大学および公立研究機関1000円,学生無料)

■講演会

1.    13:1014:10: 「電気力学天秤を用いて一粒を測る」(群馬大学 理工学府環境創生部門 准教授)原野 安土氏

2.    14:1015:10: 「微小導体および誘電体の帯電現象を利用した個別粒子のマイクロマニピュレーション手法」 (東京工業大学 理工学研究科 准教授)齊藤 滋規氏

3.    15:3016:30: 「静電力を利用した小惑星粒子のサンプリング技術」 (早稲田大学 基幹理工学部 教授)川本 広行氏

4.    16:3017:00: 総合討論

5.    17:1019:00: 交流会 徒歩で別会場に移動 自由質疑(メール事前予約制2000円 当日講演会の会場にて。)


【講演概要】

 

「電気力学天秤を用いて一粒を測る」

電気力学天秤 (EDB) はミリカンの油滴実験の電気デバイスから派生したもので,直流に交流電場を組み合わせることで,空中に一粒の微小荷電粒子を浮遊させることができる装置である。本講演ではこの装置を用いて1) 微粒子に働く力,2) 水溶液の熱力学的特性,3) 液滴の相変化,4) 不均一反応に関して応用例を示し,EDB の魅力と問題点について解説する。

「微小導体および誘電体の帯電現象を利用した個別粒子のマイクロマニピュレーション手法」

微小粒子を帯電によって搬送する手法について多くの既存研究が存在するが,個別粒子について理論・実験の両面から定量的に研究を進めている例はあまり多くない。本講演では,発表者の研究グループが取り組んだ研究テーマを中心として,微小導体および誘電体の帯電現象を利用した個別粒子のマイクロマニピュレーション手法について,その応用例,将来可能性,問題点などについて解説を行う。

「静電力を利用した小惑星粒子のサンプリング技術」

小惑星表面からのサンプル粒子採取の信頼性向上を目的として,電界を利用したシステムを開発し,航空機のパラボリック飛行を利用した無重力環境 で,5 mm程度の大粒径粒子を含む1グラムオーダーの量のレゴリスのサンプ リン グが可能なことを実証した。また,個別要素法による数値計算によって実験結果を再現し,サンプリングのメカニズムを把握した。


■代表:松坂修二,副代表:松山達,白川善幸

■参加の申し込み(連絡先):松坂 e-mail: matsu@cheme.kyoto-u.ac.jp

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通算第27回粒子帯電制御研究会申し込み
1.名前:
2.所属:
3.連絡用メールアドレス:(複数名でのお申し込みの場合,全員のメールアドレス)
4.交流会 「出席・欠席」のいずれかを記入
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