2013年度第2回(通算第22回)粒子帯電制御研究会

講演会と見学会:「粒子の付着,流動,帯電の特性評価と粒子操作」


本年度,第2回(通算第22回)粒子帯電制御研究会を,以下のとおり開催いたします。今回は,粒子の付着,流動,帯電の特性評価と粒子操作に関する講演ならびに京都大学桂キャンパス粒子工学研究室(松坂研究室)の見学会を行います。2004年度第1回見学会および講演会を京都大学桂キャンパスで開催してから9年が経ちました。4年前に研究室の場所が少し移動し,2年前から新しい建物で実験を行っており,これが初の公式見学会となります。

産官学からご参加をお待ちしております。

■後援:日本粉体工業技術協会・静電気利用技術分科会

 

■日時:2013 85日(月)


■場所:京都大学桂キャンパスローム記念館セミナー室(154室)および実験室
     〒6158510  京都市西京区京都大学桂
      TEL 075-383-3054
      地図 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/rohm


■交通:京都駅から1時間以内

<ルート1> 京都駅 → 京阪京都交通40分(五条通・京大桂経由桂坂中央行き,30分おきに出発,京大桂キャンパス前下車)→ 徒歩3分 → ローム記念館

<ルート2> 京都駅 → 地下鉄4分(四条烏丸乗換え)→ 阪急10分(桂駅下車 西口)→ 市バス(西6系統)または京阪京都交通10分(10分おきに出発,京大桂キャンパス前下車)→ 徒歩3分(または阪急桂駅からタクシー)→ ローム記念館

<ルート3> 京都駅 → JR東海道本線(大阪方面) 5分(桂川下車)→ ヤサカバス15分(30分おきに出発,京大桂キャンパス前下車)→ 徒歩3分(またはJR桂川駅からタクシー)→ ローム記念館


■参加費:3000円(当日会場にて,ただし,大学および公立研究機関は1000円,学生は無料)

■講演会と見学会

1.    13:1014:50: 「粒子の付着,流動,帯電の特性評価と粒子操作」 (京都大学 教授)松坂 修二氏

2.    15:1015:40: 「粉体特性評価装置」 (IMP)安田 正俊氏

3.    15:5016:50: 京都大学粒子工学研究室(松坂研究室)の見学会(各種試験の実演)

4.    17:2018:20:交流会(事前申込みは無料)

■見学会で対応できる人数が限られていますので,申し込みの受付順とさせていただきます。

 

【講演概要】

「粒子の付着,流動,帯電の特性評価と粒子操作」
粉体の特性評価試験法に求められる要件は年々厳しくなっており,検出感度だけでなく,試験条件の自由度や操作性に優れるものが望まれている。特性の僅かな違いを数値で示せれば,製品開発や品質管理に役に立つが,得られた数値の意味を十分に理解しておかないと,その評価結果を十分に活かすことができない。すなわち,粉体は多数の粒子で構成されており,平均値や代表値で表すと便利であるが,データのバラツキや分布,プロファイルに重要な情報が入っていることを理解しておく必要がある。ここでは,粉体ハンドリングに関係する主要な特性として,付着性,流動性,帯電性を取り上げ,分布やプロファイルの有用性を解説する。

「粉体特性評価装置と微粒子ハンドリング装置」
微粉体は,固体原材料としてあらゆる産業で必要不可欠であり,機能性微粒子の開発も日進月歩である。しかし,機能を優先して粉体ハンドリングに関係する特性評価が不十分だと,後で大きな問題を抱えることになる。電子写真で用いられるトナー・キャリア,医薬品,粉末食品などでは,付着・流動および帯電の各特性を粒子設計に直接盛り込んだ開発を行う必要がある。最先端の機能性微粒子を開発しても,粒子を堆積させたときの傾斜角(安息角)や簡単な圧縮度を代用したり,あるいは経験や勘に頼っていたりということが多い。ここでは,幾つかの実用粉体特性評価装置および試験結果を紹介する。

■代表:松坂修二,副代表:松山達,幹事:白川善幸,綿野哲

■参加の申し込み(連絡先):松坂 e-mail: matsu@cheme.kyoto-u.ac.jp

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通算第22回粒子帯電制御研究会申し込み
1.名前:
2.所属:
3.連絡用メールアドレス:(送信メールアドレスと異なる場合,あるいは複数名でのお申し込みの場合)
4.交流会 「出席・欠席」のいずれかを記入
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