京都大学大学院工学研究科化学工学専攻
大学院生募集 環境プロセス工学講座
京都大学大学院工学研究科化学工学専攻
大学院生募集 環境プロセス工学講座
当研究室は21世紀の持続型分散系インフラ作りの基盤構築のために,化学技術に基づき,現在の産業部門,民生部門のプロセッシングを環境調和型,持続型に変革していくための要素技術,システムに関する教育と研究を「新しい物質変換法に基づく次世代環境調和型プロセス確立」,「環境技術を支える学理の探求と技術政策ディレクターの人材育成」を目指して工学研究科と地球環境学堂の双方で実施しております。地球環境問題,エネルギー問題など,20世紀に発展してきた工業社会は随所に弱点を露呈しており,21世紀には工業技術体系のパラダイムシフトが必要であることは間違いありません。すなわち,化石資源と再生可能資源を上手に使いながら,物質循環と環境負荷軽減のしくみを構築して地球上で共生できる産業体系を確立することこそ,工学者,技術者に与えられた使命です。その中で,物理的変換に加えて化学反応という道具を有する化学,化学工学は,資源-エネルギー-環境の活動連鎖システムを合理的に組み上げる手段を無限に有しています。
当研究室では,上記の目的を達成していくために,その基盤技術と工学の体系化を目指し,産業・民生それぞれを対象に,
1)環境調和型産業体系のための要素技術の開発
2)新しい環境評価法の開発
3)バイオマス(+廃棄物)の新規転換法の開発とその反応速度論
4)新規環境浄化触媒の開発
5)マイクロリアクターの開発とマイクロ反応工学の研究
について前,牧,長谷川の3名の教員と約15名の学生が現在取り組んでいます。なお,地球環境学堂の協力講座としては,農工融合型技術としてバイオマス関連技術と技術連動型の環境評価法に注力して実施しています。
from 2010.4.1
新環境技術を支える工学学理の探求と化学技術者の人材育成を目指して