吸着シンポジウム(吸着夏の学校)は,吸着分野で活躍する若手研究者の研究活動の活性化と相互の交流を目的とした活動で,日本吸着学会が主催しています。吸着分野の研究・技術について,背景や基礎と最先端について認識を深めるだけでなく,参加者間で熱いディスカッションを交わし,さらに国内そして海外の研究者との交流を通じて相互のつながりを強める会にしたいと考えています。大学院生,ポスドクを含む大学,研究機関,企業の研究者,技術者の方のご参加をお待ちしております。
シンポジウムは5件の招待講演と有志の若手研究者によるプレゼンテーションから構成されます。
招待講演:
基礎技術講習 児玉昭雄教授(金沢大学) 「吸脱着プロセスの基礎とエネルギー分野での展開」
基礎技術講習 森貞真太郎准教授(佐賀大学)「液相吸着の基礎と応用」
研究トピック講演 余語克則博士(地球環境産業技術研究機構)「二酸化炭素分離回収・貯留技術開発の動向」
研究トピック講演 中村忠司博士(豊田中央研究所)「単分散球状メソポーラスシリカの合成と応用」
海外研究者講演 Prof. Jianwen JIANG (National University of Singapore)
"Molecular Simulations in Metal-Organic Frameworks for Diverse
Potential Applications"
若手研究者発表:
「1-ethyl-3-methylimidazolium tetrafluoroborateの構造に及ぼすカーボンナノ空間の制約効果」
小林義和氏(千葉大学,M2)
「分子動力学シミュレーションによるナノ細孔中の固液相転移現象の研究」
金子敏宏氏(東京理科大学,助教)
「ZIF-8が示す吸着誘起構造転移の自由エネルギー解析」
大崎修司氏(京都大学,M2)
「CID系多孔性有機錯体の調製と吸着特性化」
松藤啓介氏(豊橋技術科学大学,M2)
「吸着ミクロカロリメトリーによるミクロ多孔体のCO2吸着特性化」
篠木 剛氏(豊橋技術科学大学,M2)
吸着夏の学校 実行委員長
渡邉 哲(京都大学化学工学専攻)
〒615-8510
京都市西京区京都大学桂
FAX 075-383-2652
Email nabe[at]cheme.kyoto-u.ac.jp
※[at]を@に置き換えてください